オードリー・ヘプバーンの名作。映画でセンスを磨きたい人におすすめ!
シャレード<CHARADE> (1963)
監督:スタンリー・ドーネン
キャスト:オードリー・ヘプバーン&ケイリー・グラント
あらすじ
スキー場からパリの自宅へ戻ってきたレジーナ(ヘプバーン)を待っていたのは、離婚予定だった夫の死。葬儀の会場には見知らぬ三人の男が現れ、大使館では情報局長(マッソー)から、戦時中に夫が軍資金25万ドルを横領していた事を聞かされる。五里霧中のレジーナはスキー場で知り合ったピーター(グラント)に助けを求めるが、彼もまた三人組の仲間だった……。数々のミュージカルを手掛けてきたS・ドーネンが、その洒落たセンスを活かして作り上げたミステリー・コメディの傑作。H・マンシーニのメロディが怪しくも美しい。
ストーリーは、ミステリー×コメディ×ロマンスが軸で(オープニングの3色のカラーリングはこの3つを表している)、思ったよりもコメディ要素が強くて、普通に面白い!
まぁなんとなく先が読めるし、ミステリーとして評価はしないほうが良いかも。
何よりもオードリーがチャーミング過ぎて、そこにしかもはや気が回らなかった。34歳(!)には、全く見えない。子供っぽくて、かわいらしくて、自由奔放で、わがまま。
男性にはたまらない、魅力的な女の子でした。(女性というより女の子!といいたい)
衣装はジバンシィの提供で、とにかく可愛い。
レオパード柄の帽子って!普通の女の人がかぶったら、大阪のおばちゃんにしかならないだろうに、この可愛さ。
真っ赤なコートも可愛くて、今すぐにでも買いに走りたい。
このイエローのコートもたまらない。
ブラックドレスも可愛かった。
こんなにも黒が似合う女性はいるのだろうか。。
映画の話に戻ると、ストーリーとしては、突っ込みどころが多い。
個人的には、ジャン=ルイの誘拐シーンが好き。皆が探していた25万ドル(だと思ったら結局偽手だったけど)を見つけて、「I Found it ! I won !」走り回るシーンが、全くもってシリアスな誘拐事件じゃないし、何人も死人が出てるのに涼しい顔して同じホテルに戻るレジーナもおい!って。
あとは、レジーナとアダムのロマンスも。
どうみてもオッサン(格好いいけど)に言い寄る美女。こんな美人に迫られて拒否できる男がいるわけない!と思ったけど、ケイリー・グラント自身も気にしていたらしく、オードリーに迫るのを拒否したそう。(で、オードリー⇒ケイリーに迫るという脚本になったらしいw)そんな二人のやり取りも、キュートで見ていてほっこりする。
もう50年以上も前の映画だけど、今みても本当に素敵なファッションと、面白いけど重たくない映画で、これは何回でも見られる!!!
おすすめの映画です。